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AIでLPを作ってみた

AIでデザインやコーディング、どこまでできるのか試してみました。

今年に入って爆速に進化しているAIですが、実際にはどのようなLPを作ってくれるのか。

使用する画像もAIプロンプト(gemini)で作成。

各AIに指示した今回のプロンプト

LPのフレームデザインお願いします。
マーケティング的に集客につながりやすいものにしてください。
・オンラインのホームコンサート
・演奏曲は、TVでよく使われているクラッシックを5曲
・ターゲットは30代のワーキングウーマンとその子供
・親子で楽しめる、週末夜の開催
・写真は枠のみでOK
・料金:1家族1,000円
・上品でかわいらしさを感じる色パターンとあしらい
html,css, 必要であればjavascript
レスポンシブでお願いします。

一旦フレームデザインが固まってから、追加でリクエスト

以下のようなキャッチコピーを入れてください。
おうちで
いつものソファで
好きなお茶やお菓子を片手に

画像もAIで生成

今流行りのgeminiのimagenとGemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)で生成し加工しました。プロンプトは以下の通りです。
※同じプロンプロト入れても、毎回生成されるものが微妙に異なるのが面白いです。

  • 写真風
  • ソファに座る女性、手にマグカップ
  • 女性の隣に座る5歳ぐらいの女の子と女性に頭を預ける2歳ぐらいの男の子
  • 三人を上部から見下ろすアングル
  • デスクの上のパソコンの画面にピアノコンサートの画像
  • 全体に落ち着いた雰囲気
  • 時間帯は夜

コード生成されたLPとそれぞれの特徴

演奏者の画像はnano bananで生成し、手動で各LPにはめ込みました。

AIそれぞれが、まずプロンプトに沿ってリサーチを行っていました。
フレームデザインも中のテキストもそれぞれのAIが作成したものをそのまま表示しています。

gemini

タイトルと本文のバランスが一番気に入りました。

お申込みボタンの色がアクセントになっていて、画面が引き締まって見える

残念な点)
上部の2つのボックス以外が全部テキスト中央ぞろえ
あしらいのセンスがいまひとつ
ほぼすべて枠で囲われている
※個人の感想です

perplexity

今流行りかつターゲット層向けの、カラーセット・フォント・必要なコンテンツを洗い出して生成

お申込みボタンとお申込みフォームのひな型も完璧です。

残念な点)
生成するコードがかなり煩雑(よく言えば凝っている)為、カスタマイズしにくいかも
※個人の感想です

claude code

個人的に一番気に入っているclaude

今流行りかつターゲット層向けの、カラーセット・フォント・必要なコンテンツを洗い出して、シンプルなコードで生成

お申込みボタンとお申込みフォームのひな型も完璧です。

残念な点)
ページ送りがおしゃれなのですが、それぞれのページが長い
※個人の感想です

画像生成についてのメモ

今回使用したgemini imagin、生成精度が上がっていて、本当に写真のようです。
一見、完璧に見えてよくみると不自然。まだ過渡期なのでしょうかね。
今回生成してみて、気づいたのは以下の点、これは採用前によくよく見直す必要があります。

  • 人体の構造を理解していない疑惑(上半身の数と脚の数が合っていない、掌が無くいきなり指など)
  • 角度が不自然(楽器と演奏者の向きが合っていないなど)
  • 人種についての変更が難しい時がある(今回・東洋系の人に変更が利かなかった)

画像だけでなく、生成されたコードについてもいわゆるハルシネーションやバグも、修正してほしいのになかなか言葉(プロンプト)を理解してもらえなかったり

AI「直しました」
自分「え?どの辺を直したの?(どこも変更されていない…???)」×複数回

自分(心の声)『諦め)別のチャットにして最初から作り直しか…むむむ』
新しいチャットにすると、スルっとサクッと生成してくれたりします。

が多く、もどかしい思いをしていました。

nano bananaが優秀

今回画期的だったのは、google nano banana
gemini imagenで生成した、一見完璧だけどよく見るとあちこち不自然な画像を、修正依頼のプロンプト数回でサクッと修正してくれました。

プロンプト(以下プ「」)は以下の通りです

  1. プ「人間の脚の本数と手前の人物の手の指の数を修正してください」
    →NG:脚変わらず、指は手ごと消去
  2. 1.がうまくいかなかったので、いったん手前の男の子を消去
    プ「手前の男の子を消去してください」→OK。脚の数がまだ多い
  3. プ「脚の数を一人分にしてください」→OK
  4. プ「手前に2歳ぐらいの男の子を座らせてください」→OK

←最初の生成

  • 左の男の子の体の位置が不自然
  • 脚の数が合わない

修正された→

画像右下のgeminiマークは健在

※操作している最中に、チャットで「画像(gemini imagen)」を選択すると「nano bananaで生成(作成?)します」と一瞬表示されました。geminiに引き続き聞いてみたところ以下のような回答が…。どうやら統合されたらしい。

そういえば、チャット窓の「画像🍌」もバナナですね。

上記の後、再度「画像🍌」で生成してみた画像はこちら。なかなかうまくいきました。

  • プロンプトは以下の通り
  • 写真風
  • 人物は東洋人で
  • ソファに座る女性、手にマグカップ
  • 女性の隣に座る5歳ぐらいの女の子と女性の横に座る2歳ぐらいの男の子
  • 三人を上部から見下ろすアングル
  • デスクの上のパソコンの画面にピアノコンサートの画像
  • 全体に落ち着いた雰囲気
  • 時間帯は夜

まとめ

どんどん進化するAIが、クリエーターの頼もしい相棒になってきていると感じます。

マーケティング要素の指定も可能(AIはリサーチが超絶得意)なので、対話しながらターゲット層・最終目的・最適なカラー選定、刺さるキャッチコピーやカラー選定などの要件定義をまとめ、
それに沿ったLPデザインの生成ができてしまう。
※現時点(2025年9月)で人間の手直しはまだ必須ですが。

  • まずはターゲット層、LPのゴールなどの提案をしてもらい、要件定義
  • 要件定義に沿ってAIのみでLPの製作は可能:ただし、細かなコードの修正はまだ必要
  • 必要な画像も生成できる:生成されたものはよく確認し、不自然な部分は修正が必要

などが、個人的な感想でした。

反省点

  • 要件定義していく時に視認性(アクセシビリティ)や多様性(ダイバーシティ)について、AIとのディスカッションが必要だった。
  • 今回「コードを完全オリジナルで、必要ならばjqueryを使用」「javascriptは、セキュアに使用できるもののみ」の指定をしませんでした。
    シンプルなコードで生成されたものならば、少しの手直しでそのまま使用できそうですが、今回のものは念のため実際に生成されたファイルのアップロードはしませんでした。

今後も、また色々とAIとの生成実験をしていきたいと思います。

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